発表からしばらく経過しているようですが、特許情報プラットフォーム（J-PlatPat）の機能の追加と改善が図られるそうです（特許情報プラットフォームのお知らせより）。
来月末を皮切りに、４回に分けて行われるとのことですね。
項目をあげるとこんな感じです。
【スケジュール１】（平成28年7月25日）
- ワン・ポータル・ドシエ（OPD）の機能追加
- TIFF形式イメージのGIF形式化
【スケジュール2】平成28年 12月末
- トップページのレイアウト変更
- 特許情報固定アドレスサービス（試行）
【スケジュール3】平成29年 3月末
- 印刷機能の改善
- 詳細表示（特許・実用新案）のユーザーインターフェース改善
- パテントマップガイダンスの分類情報への直接リンクが可能
【スケジュール4】平成30年 1～3月頃
- 特許・実用新案検索機能の刷新
私としては、改善してほしいな～と思っていた点がいくつも盛り込まれているので結構楽しみにしています(^^)
スケジュール1の「TIFF形式イメージのGIF形式化」が実施されると、Google Chromeでは直接見ることができなかった蓄積情報（審査書類情報照会での「面接記録」など）も、見ることができるようになるはず（多分）。
これまでは、面接記録を確認する時はIEに切り替えていましたが、ようやく不便さが解消されそうな感じです。
スケジュール2の特許情報固定アドレスサービスも、改善してほしいという声が多かった機能ですね。
個人的には、スケジュール3のユーザーインターフェース改善も期待しています。
具体的には、特許・実用新案の公報の項目表示の際に、画面をスクロールしても「図面」「前の文献／次の文献」を常に表示するようにする、という改善なのですが、特許調査を行うときには非常にウレシイ機能です。
特許公報を画面で確認する場合、これまでは画面を下に送っていくと「前の文献／次の文献」の表示も消えてしまう仕様でした（画面の一番上または一番下でないと、「前の文献／次の文献」の表示が出てこない）。
つまり、これまでは読んでいる途中で関係ない文献だと分かっても、画面を元の位置まで戻すか、一番下まで送ってしまわないと次の文献を確認することができませんでしたが、改善後はすぐに次の文献に移ることができます。
特許調査で沢山の公報を確認する時には非常に助かります～(^^)
スケジュール４の「特許・実用新案検索機能の刷新」には、分類とキーワードを掛け合わせた検索や、近傍検索の機能も含まれているようです。
便利になるのはウレシイのですが、最後の機能が実現するのは少なくとも1年半先のことですね･･･
スケジュールがもう少し早くなればなぁ～
