特許調査のスキルアップに役立ちそうだと思い、先日、INPIT((独)工業所有権情報・研修館)が主催する検索エキスパート研修を受講しました。
この研修ですが、特許庁の審査官が使用する端末を使って検索の演習ができるというのが一つのウリになっています。
前から気にはなっていたのですが、研修期間が長いんですよね。。。
朝から夕方まで連続4日に亘って行われます。
しかも申込は先着順で、受講日の1月以上前が申し込みの期限です。
かなり悩みましたが、どうしても外せない用事が入ったらその時に考えるさ~と思い切って申し込みました。
受講した感想ですが、やっぱり4日間の拘束は長かったですね(^^;)
ただ、思い切って申し込んだだけのメリットはありました。
私にとって一番良かったのは、複数の講師(皆さん元審査官)からそれぞれ検索方法を聞けたことですね。
それぞれの検索方法、といっても、大まかには皆さん同じでした。
検索対象の発明について検索インデックス(FI、Fターム)を選び、その検索インデックスで文献を抽出し、候補となる文献をざっと選び出し、選んだものを精読して最終的な文献を抽出するという流れでした。
私もこの方法で検索していましたが、元審査官(しかも複数)の検索方法と同じということが分かりましたので自信が持てますね~(^^)
審査官端末の機能を一通り使えたのも大きなメリットでした。
速く検索するための仕掛けが色々入っていますね。
特に気に入った機能は、キーワードが文章中のどこにあるかを示すスペクトルバー表示。
キーワードがある周辺部分だけを確認できますので、全文に目を通す必要がありません。
元審査官の方々も、この機能はよく使っていたそうです。
残念ながらJ-Platpatにこの機能はありませんが、有料データベースには似たものがありました。
無料でトライアルができるようですので、早速申し込んでみようと思います(^^)