今日はクリスマスイブですね。
我が家では息子たちが大きくなっていることもあって、クリスマスイブでも普通の日と変わりありません・・・(^^;)
それならば、せめて特許の世界でクリスマスに関係するものはないかと思い、調べてみました。
特許請求の範囲(特許でポイントになる部分)に「クリスマス」の用語が用いられている特許(登録済み)は、全部で75件ありました。
「クリスマスの飾り」に関係するものも何件かありましたが、実は最も多いのが「タービン」に関連するもの。
「タービン」って、発電所などで使われていて、蒸気のエネルギーを回転運動に変えるものですよね(例えばコレ↓)
(日本機械学会 動力エネルギーシステム部門ニュースレター第43号から引用)
中心の軸のまわりに沢山の羽根がありますが、この「軸」と「羽根」は別々の部品になっています。
そして、2つの部品をつなぐために使われているのが、今回ヒットした「クリスマス」。
調べた特許の一つによると、「軸」には下図のような凹凸状の溝を加工し、「羽根」の根元はこの溝に合う形状に加工して両者をつないでいるそうです。
この凹凸状の溝のことを「クリスマスツリー状(逆クリスマスツリー状)」の溝と呼ぶのだとか。
(特許第4704495号から引用)
ちなみに、この溝を作るのに使われる工具は「クリスマスカッタ」と呼ばれています。
「クリスマス」とは一見無縁のような「タービン」ですが、実は関連があるのですね~